かわりゆく熊本の玄関。今後の発展が期待される「熊本駅」

熊本の玄関口である「熊本駅」は、駅構内こそ人気ゆるキャラ「くまもん」の姿が見られにぎやかな雰囲気ですが、一歩駅の外に出ると大きな道路と高層マンションがあるのみ。普通県庁所在地にある主要駅らしい活気や賑わいは、ほぼ感じられない場所でした。

しかし、実は熊本市の道路混雑緩和を目指し、かつ熊本駅エリア活性化を図る一挙両得!一大プロジェクトが発動していたのです!

この記事では、今後熊本の人気スポット候補ナンバーワン!になる可能性を秘めた熊本駅についてご紹介させていただきます。

ターミナル駅なのに商業施設ゼロ!熊本駅周辺はなぜさみしい?

その歴史は明治時代、1891年にまでさかのぼり、日本の鉄道の歴史の1ページを飾る存在の熊本駅。そして鹿児島本線と豊肥本線、二つの基幹ラインのターミナル駅であり、九州新幹線の停車駅となっているにもかかわらず、駅前にはこれといってスポットらしいスポットはなく商店街なども見当たりません。

熊本駅周辺

また、熊本城や市役所のある繁華街からも南西に2km離れた位置にあります。熊本県最大規模、熊本市の玄関口として機能するメインステーションとしてはさみしい風景ですが、それにはいくつかの理由があります。

まず、鉄道建設にかかる線路敷設や駅舎建設は、地価の安い土地、未開発の土地が選ばれてきたことが挙げられます。また、歴史的価値の高い城下町エリアや、高台などの地形的に難しい場所は避ける必要がありましたし、さらに開国間もない明治の頃には九州一の大都市だった熊本には、多数の軍用施設があったことも影響していると考えられます。

そのため、現在商業施設や企業、公共施設が集中する市内中心部からは離れている、現在の熊本駅が建つ場所が選ばれました。しかし、静かな熊本駅の風景が見られるのも今だけかもしれません。

熊本駅

次に紹介するように今後は熊本駅前の風景はがらりと変わることが予想されます。そのブレイクスルーとなったのがこの三月に完了したJR高架工事なのです。

なくせ道路混雑!高架化プロジェクト完了

多くの地方都市同様に熊本市は車社会。朝夕の通勤ラッシュの時間帯ともなれば、あちこちの道路で規模の違いはあれど渋滞が発生してきました。そこで、道路整備と公共交通機関整備の一挙両得を目指す、在来線高架化プロジェクトが進められてきました。

高架化した在来線

そして2018年3月17日からついにすべてのJR線電車が高架線路を走るようになりました。その工事に従って、現在熊本駅の歴史始まって以来の大変化が起きているのです。

新しくなった在来線のりば

つながった白川口と新幹線口!高架下には「肥後よかモン市場」誕生!

今回の大高架工事は、新幹線で熊本に到着した県外者を混乱させてきた出口問題を解決することにもつながりました。「白川口」という名称で呼ばれてきた東出口と「新幹線口(西口)」は、ふたつの出入り口を隔てている線路が存在したため、地下通路を使って行き来しなければいけませんでした。

肥後よかモン市場

この線路をなくし1階部分でつながるようになり、大変移動が便利になりました。また、高架下には地元の人気スイーツ店や人気飲食店が軒を連ねる「肥後よかモン市場」が誕生し、食事や土産物を買う場所にも困っていた観光客に大変喜ばれています。

2021年には地上12階建ての駅ビル誕生予定!

高架工事が終了し、駅構内もがらりと変わった熊本駅には、今後大きな変化の波が押し寄せます。たとえば、東京の六本木ヒルズをイメージしたゴージャスな駅ビルが2021年には誕生する予定です。

2021年誕生予定の熊本駅ビル(画像:JR九州)

その規模地上12階、地下1階建てとなっており、商業施設とホテル、シネコンなどを備えた複合施設が予定されています。これまで熊本城エリアに宿泊場所を探していたビジネスマンや観光客の方々も、宿泊先に困ることはなくなりそうです。

より便利により魅力的に!今後の発展が期待される熊本駅!

道路混雑が緩和され、鉄道や駅の利便性も飛躍的に高まる今回の高架工事によって、おそらく熊本駅は劇的に変化します!人の流れが変わり、新たなムーブメントが生まれることが期待される今後の熊本駅に要注目です。

ピックアップ記事

関連記事一覧